中途半端な正義

2002年9月4日
今日は特に何もなかったから、昔の話を少し、語ろうと思う。

テーマは『悪』。

私の知り合い(女)で、昔そいつのことをすごくいい奴だと思ってた時、
よく元彼のことについて相談してた。
ヤツは私の話をとても親身に聞いてくれ、
しかし決して深入りはせず、第三者的立場でアドバイスをしてくれていた。
私も、そいつの話には幾度も納得させられ、何度も相談したりしたが、
事が幾分落ち着き始めた頃、嫌な話を他のやつから聞いた。
「Y(ヤツ)はお前(私)から聞いたことを相手(元彼)に話しているらしい」

は?と思った。
ヤツは元彼と塾が一緒でけっこう親しい。
私はヤツからもと彼の話していたことなんかを聞いたことがある。
じゃあ情報を行き来させていたということか?
ヤツは私の味方だと思っていたのに。

やつにそれとなくその話を出してみた。
するとやつは驚くべき言葉を発した。


「私は『中立』だから、どっちとも敵対することはできない」


バカらしくて涙が出そうになった。
『中立』
コレがヤツの正義なのだ。
両方の話を親身に聞き、両方が話していたことを流し、
そうしてくれるからと、さらに多くの相談をしてもらう。
『中立』という立場をとることで、ヤツはそんなじぶんに酔っているのだ。
私は正義感のかたまりですといわんばかりに。
「そんな中途半端な正義が一番の『悪』なんだ」
あるドラマの受け売りだが、全くそのとおりだ。
あの女は、真の『悪』を振りかざしているとんでもないやつだ。

私はもう、あいつに相談なんてしない。
人を馬鹿にするのもいい加減にしろ。

中途半端な正義を、振りかざすのはやめよう。

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